ソフトバレーのオーバーネットの基準を画像付きで紹介

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こんにちは、ソフバライフ管理人です。

「オーバーネットのジャッジってよく話題になるけど、本当の基準がどこにあるのか分からない」——そう感じたことはないでしょうか。オーバーネットは地域差や年代差がとても大きく、場所によってジャッジの厳しさが全然違うと感じる場面をよく見かけます。

この記事では、私自身がルールブックを確認しながら整理した「オーバーネット」の判定基準と、その境界線について図解で紹介します。

  • ルールブックに書かれているブロックの定義
  • オーバーネットの判定基準となる「接触点」の考え方
  • よくあるジャッジミスの4パターン
  • 地域差・世代差が生まれやすい理由と向き合い方
ソフトバレーのオーバーネットを審判が判定するイメージ
目次

オーバーネットの判定基準とは

オーバーネットは、プレー中に反則かどうかの判断が分かれやすい代表的なルールです。感覚だけで判定してしまうと、審判ごと・地域ごとに基準がバラバラになり、選手側も納得しづらくなります。まずはルールブックに定められている基準を、ブロックの定義から順番に確認していきましょう。

ルールブックに書かれているブロックの定義

オーバーネットを理解するには、まずブロックそのものの定義を確認しておく必要があります。

(1) ブロックとは、選手がネットに接近して相手チームから送られてくるボールをネットの上端より上方で阻止する行為をいう。
(2) ブロックは、ボールがブロッカーに触れたとき完了する。
(3) ブロックの形をしていても、接触したときのボールの高さにかかわらず、身体の一部がネット上端より高い位置にないときは、ブロックとみなされない。
(4) 4人の選手は、どの位置にいるときでも、相手のプレーの後、ブロックすることができる。ただし、オーバーネットは許されない。
(5) 相手チームがサービスしたボールを、ブロックすることは許されない。
(6) ブロック後の第1回目の接触は、ブロックのときボールに触れた選手を含めて誰にでも許される。

出典元:公益財団法人日本バレーボール協会『ソフトバレーボール競技規則』

ブロックに関するその他の細かいルールはブロックのルールをまとめた記事でも紹介しています。

オーバーネット反則の基準となる接触点

オーバーネットの基準は、手の位置や形ではなく「ボールと身体が触れた点」で判断します。

白帯(ネット上端)が基準になる

オーバーネットの基準はボールと手(身体)の接触点で判定される。ボールと手、腕(身体)の接触点が、ネットの上端の膨らみを越え相手コート空間上にあればオーバーネットの反則となる。

出典元:公益財団法人日本バレーボール協会『ソフトバレーボール競技規則』

境界線になるのは、ネット上端にある白帯(ネットの上に張られた白いテープ状の部分)の相手コート側のラインです。

手の位置ではなく接触点で判断する

ポイント
判定で見るべきは「手や腕がどこにあるか」ではなく「ボールに触れた瞬間、その接触点がどちらのコート側にあるか」です。手の形だけを見て判定すると、次に紹介するジャッジミスが起こりやすくなります。

ネットの白帯とボールの接触点の位置関係を示す図解イメージ

よくあるジャッジミスのパターン

ここからは、実際によく見られる4つの手の出し方について、オーバーネットになるかどうかを確認していきます。下の図はルールブックに掲載されている「第5図 オーバーネット」の実物です。左から順にパターン1〜4に対応しています。

ルールブック掲載の第5図オーバーネットの実物図解

出典元:公益財団法人日本バレーボール協会『ソフトバレーボール競技規則』

パターン1|指先が相手コートに入っている場合

ボールに触れている箇所が白帯の上であれば、指先が見た目として相手コートに入っているように見えても、オーバーネットにはなりません。よくあるジャッジミスは、ボールに触れた位置を見ずに、手の形だけでオーバーネットを取ってしまうケースです。特にシャットアウトのような場面では、見た目の印象だけで判定してしまう審判が少なくありません。

パターン2|ブロック後に手が相手コート上にある場合

ブロックした瞬間の接触位置が白帯の上であれば、オーバーネットにはなりません。ただし、ソフトバレーはボールが柔らかいため、押し出すように相手コート側までブロックしてしまい、そのまま相手コート上でボールに触れてしまうことがあります。この場合はオーバーネットの反則になります。あくまで基準は「相手コート上でボールに触れているかどうか」です。

パターン3|手全体が相手コートに入っている場合

手の形だけを見ると完全に相手コート側に入っているように見えますが、ボールに触れているのが白帯側の部分(相手コートに入っていない部分)であれば、オーバーネットにはなりません。パターン1と同様に、見た目だけで判定してしまうミスが起こりやすい形です。

パターン4|相手コート上でボールに触れている場合

これは分かりやすいオーバーネットの反則です。接触点そのものが完全に相手コート側にあるため、ジャッジミスも起こりにくい形といえます。

オーバーネットの判定パターンを比較するイメージ

白帯の上は反則を取られないゾーン

ここまでの例からも分かる通り、ネット上端の白帯部分はどちらのコートにも属さない中立的なゾーンで、この部分でボールに触れる分にはオーバーネットの反則にはなりません。上達したプレーヤーほど、このゾーンをうまく使って角度のあるアタックやブロックをしていますが、同時にジャッジミスがよく起こる場所でもあります。審判を担当する場合は、この境界線をひとつのラインとして意識して見られるかどうかが重要です。

地域差・世代差が生まれやすい理由

オーバーネットは、実際のところ地域や大会によって運用の厳しさに差が出やすい反則です。私自身、ブロッカーが大きく手を動かさないと触れないはずのコースに打っているのに、いつもブロックされてしまうという場面を見てきました。これは単純にブロッカーのレベルが高い場合もありますが、オーバーネットの認識が甘い環境で、本来なら反則になるはずの手の出し方が見逃されているケースもあると感じています。

ソフトバレーは幅広い年齢層が楽しめることを目的に作られたスポーツのため、審判の育成やルールの浸透がどうしても後回しにされがちで、地域ルールのようなものが生まれやすい土壌があります。だからこそ、まずは正しい基準を知っておくことが、納得感のあるプレーにつながります。

◆管理人のひとこと

「誰もが同じルールで競い合えること」がソフトバレーの良さのひとつだと思っています。長くプレーしている人ほど、一度ルールブックの基準に立ち返ってみることをおすすめします。

チームでオーバーネットの基準を確認し合うイメージ

判定に納得感を持たせるために

オーバーネットのようにジャッジが割れやすい反則は、試合前にチーム同士・審判との間で基準を共有しておくことがトラブル防止につながります。

審判・選手それぞれができること

審判を担当する場合は、手の形だけでなくボールと身体の接触点を見る意識を持つことが大切です。選手の立場でも、白帯の上を使ったプレーは反則ではないことを理解しておくと、納得感を持って試合に臨めます。判定に迷ったときにルール上の基準に戻れるよう、最新版のルールブックを手元に置いておくと安心です。より多くの判定ケースを確認したい場合は、ブロックに関するケースブックのQ&Aを紹介した記事もあわせてご覧ください。反則全体の一覧はソフトバレー反則一覧のまとめ記事でも確認できます。

メモ
オーバーネットの地域差・世代差についてもう少し詳しく知りたい方は、オーバーネットの地域差や世代差についてまとめた記事もあわせてご覧ください。

よくある質問

オーバーネットは手の位置で判定されますか?

いいえ、手の位置や形ではなく「ボールと身体が触れた接触点」がどちらのコート側にあるかで判定されます。手が相手コート側に見えていても、接触点が白帯の上であれば反則にはなりません。

白帯とは何ですか?

ネットの上端に張られている白いテープ状の部分のことです。この部分はどちらのコートにも属さない中立ゾーンとして扱われ、ここでボールに触れてもオーバーネットの反則にはなりません。

相手のサーブをブロックしても反則になりますか?

はい。ルールブックの定義にある通り、相手チームがサービスしたボールをブロックすることは、オーバーネットとは別に「ブロックの反則」として認められていません。

オーバーネットの基準は地域によって違いますか?

条文自体は全国共通ですが、審判の育成やルールの浸透度合いによって、運用の厳しさに差が出やすい反則のひとつです。判定に迷ったときは、地域の慣習ではなくルールブックの基準に立ち返ることをおすすめします。

審判をするときに一番気をつけることは何ですか?

手の形だけを見て判断しないことです。ボールと身体が触れた瞬間の接触点がどちら側にあるかを意識して見ることで、ジャッジミスを減らせます。

まとめ

オーバーネットは、手の位置ではなく「ボールと身体が触れた接触点」がネット上端の白帯を基準にどちら側にあるかで判定されます。よくあるジャッジミスの多くは、この接触点を見ずに手の形だけで判断してしまうことが原因です。地域差や世代差が出やすい反則だからこそ、正しい基準を知っておくことが、審判にも選手にも納得感のある試合運営につながります。

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