今回はソフトバレーの審判をやっていると疑問に思うルールについて「JVAソフトバレーボール競技規則 ケースブック」を参考に解説していきたいと思います。
今回は『ボールへの接触』に関わるルールについて調べて解説していきます。
ケースブックは「ソフトバレーボール競技規則(ルールブック)」の巻末に付録として掲載されていますので、自分の目で確認したい方はルールブックを購入することでケースブックも見ることができます。
今回はこちらの「2020年度版ソフトバレーボール ルールブック」を参考にしています。
こちらは日本文化出版オンラインショップの通信販売にて販売されています。
もし興味がありましたらこちら↓で「ルールブックの購入方法を詳しく紹介」していますのでよかったらご覧ください。

それでは『ボールへの接触』に関わるルールの疑問について解説していきたいと思います。
1.3回目に触れたボールが相手コートに返らなかった場合




細かいことかもしれませんが、審判をやっていてアタッカーが打ったボールがネットに当たって跳ね返ってまたアタッカーに当たった時に『ドリブル』か『オーバータイムス』のどちらで取ればいいのかいつも迷っていました。
『アタッカー』か『それ以外の味方』のどちらが触ったかで反則が変わるんですね。
ドリブルやオーバータイムスがどんな反則かについてはこちら↓の記事で紹介しています。


2.ラリーの1回目のドリブルについて






ラリーの1回目のタッチは「ドリブルを取られない」という覚え方をしていましたが、『一連の動作中』というのが条件であるんですね。
一連の動作という事は身体の2ヶ所以上に偶然当たってしまった場合にはドリブルは取られなさそうですね。
どこまでが一連の動作かというのは審判の判断に委ねられそうです。
3.ネットにボールが当たった場合






これは9人制のバレーボールにあるルールですが、ソフトバレーではネットに当たっても接触回数は増えないですし、同じ選手が続けて触ることもできません。
4.ホールディングの基準






『ホールディング』の基準って明確に示されていないのでどこまでを反則とすればいいのか分かりづらいという思いがありました。
大会とかで傾向を見ていると「トスについては甘めでブロックで吸い込んだボールについては厳しめ」だと思っているんですがいかがでしょうか?
正しい判定方法は「ボールが明瞭に打たれず、明らかにボールが身体上で止まるようなプレーがあったとき」と示されていますのでこれからはこの判定方法で反則を取っていけるようにしたいと思います。
5.ネット上でボールを押しあったとき






しかし、同時に接触した後、ボールがコート外に落ちた場合は、落ちた側の得点です。
ボールが止まった状態になった場合はダブルファウル(ノーカウント)になるんですね。
その後の「ボールがコート外に落ちた場合は落ちた側の得点」というのは初めて知りました。
ボールがネット上にいってしまったときにアタッカーがお互いに相手に当てて外に出そうとするプレーをするとどっちの得点になるか今まではよく分かりませんでした。
これからはどっちの得点かすぐに分かるので審判もやりやすくなりますね。
終わりに


『ドリブル』や『ホールディング』についてのルールは審判をやっていると判定しづらい場面がよくありますが、今回調べてみたことでかなり分かりやすくなったと思います。
ソフトバレーは『地域ルール』や『上手い人が言っていたからルール』がたくさん存在するスポーツですが、正しいルールをみんなに知ってもらって誰もが平等な条件でプレーできるような環境になればいいなと思っています。
他にも『サーブ』や『ブロック』についてのルールの疑問についても解説している記事がありますので良かったらそちらも見てみてくださいね。



