ソフトバレーの審判をやる時に絶対に忘れないでほしい3つの事

昨日はソフトバレーの審判をやりたくない人に向けての話を書きましたが、今回は自分の経験から「審判をやる時にこれだけは忘れないでほしい!」と思った事を3つ紹介していきます。

目次

1.審判の判断が『絶対』であるという事

1つめは『審判の判断が絶対であるということ』です。

間違いなくこれはどんなスポーツでも共通する絶対のルールです。

前回の記事にて「ソフトバレーの審判をやりたくない人に伝えたい事」という内容の中でもいいましたが、これは本当に理解しておいてほしいことです。

なぜなのかという理由も説明しますね。

審判の判断が絶対である理由

審判の判断が絶対である理由、それは当たり前のように聞こえてしまうかもしれませんが「公正であるから」という事です。

例えばですが、もしも審判がいなかったらプレーに関するジャッジを誰がするか?というと「試合をやっている人達」ですよね。

練習なんかじゃこれは当たり前だと思いますが、そんな時にギリギリの判定があったときってどんな判定になっていますか?

なんとなく立場が上と思われている人、例えば「その場を仕切っている人」や「ソフトバレーが上手な人」が言ったことがそのまま正しいという形で採用されていませんか?

もちろん、練習であれば結果はそこまで重要ではないのでいいかもしれませんが、大会だとそうはいきませんよね。

結果が大事になってくる大会では1点の重みが非常に大事になってくる場面もありますので、そんな場面で「立場が上と思われている対戦相手」の下した判定通りになって負けたら悔やんでも悔やみきれません。

ただ、「相互審判制」であるソフトバレーではこの「立場が上と思われている人」の下す判定が正しいと解釈されがちであり、そんな人のアピールでジャッジを変える審判というのを嫌というほど見てきました。

ルールに則っていれば審判の判断が「正解」です

もちろん、そうなってしまう人の気持ちというのはすごくよく分かりますし、なぜそうなってしまうかというと「ソフトバレーの正式なルールの説明を受けた人がほぼいない」というのが大きな理由だと思います。

ソフトバレーは受け口が広く、なんとなくで試合をやれてしまうためルールをちゃんと学ぶ機会というのがあまり与えられないんですよね。

ルールが分からないままで審判をやっていると、「長年やっている人」や「ソフトバレーがうまい人」の言っている事が正しいように感じてしまいがちです。

そうではなく、審判であるあなたが正式なルールに則り、公正に下した判定であればそれが間違いなく正解であるという事を忘れないでほしいんです。

ルールについては本ブログにて解説した記事がたくさんありますので、ぜひともそちらも見て頂ければ嬉しいです。

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2.自信を持って審判をやるという事

これは1番目の覚えておいてほしいことを実践すれば自然とついてくるかと思うんですが、「審判が正しい」という事を念頭にジャッジをするときは自信をもって堂々とした態度で望んでもらいたいです。

そして自信を持って審判をやってもらうのと同時に、その態度が選手にも分かるように示すことがとても重要なんです。

なぜ自信を持ってジャッジしている事を選手にも分かるように示すことが大事なのか?

例えば、どれだけ正しいジャッジを審判がしていても判定を出すときに自信なさそうにしていたらどうでしょうか?

審判がちゃんとルール分かっているのか不安になりませんか?

審判が不安そうに判定していると、選手もその判定に不信感を持つようになってしまいます。

なぜかというとそういう審判は「判定が合ってるかどうかよく自分でも分かっていないんじゃないか」と思われてしまうんです。

自信を持ってやっていると選手がジャッジに安心感を持つ

反対に、自信を持ってジャッジされた場合は「ああ、あの審判はちゃんと分かっているんだなー」と思わせることができます。

その結果余計なトラブルも防ぐことができますし、審判もやりやすくなるので常に自信を持ってやっている姿を見せておくようにしたほうがいいと思っています。

3.ジャッジの基準を環境に合わせることも心がける事

「正しいルールを分かっている事が大事だ!」と言ってきたくせに、と思う人がいるかもしれませんが、色々な大会に出てきた自分としてはこれが意外に重要な技術であると思っています。

なぜかというと「ソフトバレーはルールは同じでも地域やレベルによって反則の基準が違うことが多いから」です。

始めて行く場所や世代が違う大会では特に意識してほしい

経験したことある人は結構いるんじゃないかと思っていますが、「遠征で行った大会」や、「初めて参加する上の年代の大会」でルールの基準の違いに戸惑いすぎて全く自分の力が発揮できずに終わる、なんて事ありませんか?

そんな大会に限って、自分がいつもソフトバレーをやっている場所の方が基準が厳しく、初めて参加する大会の基準が緩かったりする事が多いです。

その時に自分のいつもやっている場所の基準だと反則だからといって、そのプレーに全部反則をとってしまったらどうなるでしょうか?

きっと全部反則を取られた方は楽しくないでしょうし、そのコミュニティーからはもう受け入れてもらえなくなってしまうんではないかと思います。

ルールに則って誰もが平等にプレー出来ることが第一

本ブログでも何度も伝えているように正しいルールでプレーすることはとても大事ですが、それよりも大事なのは「みんなが平等にソフトバレーを楽しめる事が大前提である」と私は思っています。

「お互いにソフトバレーを楽しむ」ことを考えてプレーヤーは試合をするべきだと思いますし、プレーヤーだけでなくその時の審判をやる人もその大前提を頭にいれて審判をやるべきだと思います。

「みんなが平等にソフトバレーを楽しめるためにどうすべきか?」という事を、審判をやる人は常に考えておくべきだと私は思っています。

まとめ

ソフトバレーは本当に人との出会いが多く、そこで得たつながりがどんどん広がっていって真剣にやればやるほど楽しくなるスポーツです。

それに審判をうまくできるようになれば対戦したチームと話ができたりするので、他のチームとのつながりを作ってくれる大事な機会になったりしますよ。

そのためにも今回紹介した3つの事を忘れないで、審判をやっていってもらいたいと思います。

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まずは、各年のルール改正についてまとめた記事がありますので、良かったら見てみてください。

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