長くソフトバレーをやってきて最近よく思う事ですが、ソフトバレーに限らず社会人のスポーツは続けていた人が『勝ち』ではないでしょうか。
まだ社会人になったばかりの人や、社会人のスポーツ団体に入ったけれどなかなか上達しなくて悔しいと思っている人に向けて、なぜ長く続けている事が勝ちなのか?という理由について自分が思う事を書いていきたいと思います。
なぜ続けていた人が『勝ち』なのか?
まずはなぜ続けていた人が『勝ち』だと思うのか?という理由ですが、それは「社会人スポーツには引退がない」からです。
厳密に言えば、歳をとったり大怪我をして引退せざるを得ないという事はありますが、社会人スポーツは学生の部活やクラブと違って「何年間やったら引退しなければならない」ということはありません。
自分がそのスポーツをやりたければずっとそのスポーツを続ける事ができますよね。
さらに言うと引退がないと言うことは、人によって全く経験年数や練習量も違う人たちが一緒に競い合うと言う事になるんです。
学生の頃は人に用意された時間はほとんど同じ
逆に考えると、学生の頃はどうでしょうか?
学年の差はありますが、小学校→中学校→高校と進学していきますので、みんな平等に同じ時間が与えられていますよね。
さらに大抵の学生は学校へ行く以外にやらなければならないことなんてないのが普通ですので、部活であれば毎日練習するのが当たり前ではないでしょうか。
もちろん、その学校の部活への力の入れ具合によって練習の量には差がありますが一生ひっくり返せないほどの時間の差が生まれることは無いと思います。
社会人になると人によって大きな時間の差が生まれる
これが社会人になると人によってもうひっくり返せないほどの差が生まれることになります。
仕事によって休日の日数や休日になる曜日も変わりますし、仕事が忙しくて夜遅くまで残業しなくてはならない人もいますし、体力的にハードで仕事の後にスポーツなんてやっている間がない、なんて事も当然ありますよね。
それに、一人暮らしをするようになって家事の負担が増えたり、結婚や子供が産まれて生活がガラリと変わる、なんて事もありますので本当に人によって趣味に使える時間、というのは全く違ってきます。
それが学生時代のように3年間と区切られているのならまだ大きな差もつきませんが、今度はそれが5年とか10年と時間が経ってくると膨大な時間の差になってくるワケです。
積み上げた経験が体格やセンスの差をひっくり返す
学生の時の部活でやっていた時のスポーツというのは、ここまで話をしてきたように使える時間が同じという条件の中で競い合う物でした。
しかし、社会人になると積み上げていく事のできる時間というのが圧倒的に違ってきます。
さらに歳を取るにつれて人の体というのは必ず衰えていく物ですので、運動を続けているかどうかだけでも全く違った結果になるんです。
その結果、学生時代には全く歯が立たなかったような体格やセンスを持った人にも「積み上げた経験」や「鍛え続けてきた体力」といった力で勝つことができるようになります。
まとめ
社会人になると続けていた人が「勝てる」というのはどのスポーツでも言える事なのですが、特にソフトバレーは以前の記事で書いたように「元バレー部じゃなくても経験者に勝てるスポーツ」で、経験がモノを言う要素がとても多いです。
最初はボールの扱いもうまくいかず、自分の意識したところにボールがいかないなんてことは日常茶飯事で、「試合に勝つこと」や「うまくなること」を目的にやっている人はうまくいかなすぎて嫌になることもあるかと思いますが、最初は誰でもそうですし、バレー経験者でもなかなか思った通りにはできないスポーツです。
ですが、だからこそ諦めず練習を続けていくことで上達してきたことがハッキリとわかるスポーツですし、自分の思う通りにボールを操れるようになると本当に自由度の高いスポーツであることがわかってきます。
続ければ続けるほど試合にも勝てるようになってきますので、是非とも諦めずに「続ける」事で「勝てる」ようになっていってください。
他にこんな記事もありますので、興味がありましたらぜひご覧ください。