今回は「2020年度版ソフトバレーボール競技規則(ルールブック)」の巻末に付録として掲載されている「JVAソフトバレーボール競技規則 ケースブック」からソフトバレーのサーブにおける疑問と反則を紹介していきます。
2020年度のルールブックはこちらです。
こちらは日本文化出版オンラインショップの通信販売にて販売されています。
もし興味がありましたら「ルールブックの購入方法を解説」している記事がありますのでよかったらご覧ください。
それでは1つ1つ紹介していきたいと思います。
サーブを打つときに使っていい範囲はどこまで?
ソフトバレーとはどんなスポーツ?という記事でも紹介しましたが、ソフトバレーのコートには「フリーゾーン」という空間が決められていてサーブはその中でのみ打つことができます。
エンドラインから2メートルのエリアがフリーゾーンであり、2020年度のルール改正ではこのエリアを越えた時点で全てボールアウト、というルールに変更されました。
また、ルール上でサーブを打つ場所のみ決められていますので、助走はもっと後ろからしても問題ないです。
サーブを打つときには必ずボールをトスしなければいけない?
サーブのときには必ずしもボールをトスする必要はありません。
これは初心者の方や小学生がボールを打ちやすくするためのルールだと思います。
ソフトバレーに慣れている人は基本的にはボールはトスしたほうが打ちやすいですし、打点が上がるので強力なサーブも打ちやすいですよね。
サーブを打つ順番を間違えてしまったときの対処法は?
サーブ順の間違いに気がついた場合は上の①〜③の順番で処置を行っていく事になります。
①、②まではいいですが③に当てはまる場合というのがちょっと分かりづらいですよね。
分かりやすく言うと「サーブ順を間違えたときに入った得点は0になる」という事になるかと思います。
サーブを打つときにやってはいけない行為とは?
サーブ後にタイミングを取る目的でボールを動かしたりドリブルしたりすることはルール上認められています。
ソフトバレーではサーブはトスを上げたら必ず打たなければいけないのですが、人によっては様々なルーティンがあると思いますので、そういった事を許可するためのルールになっています。
サーブを打つためにトスを上げたのに打たなかった場合は?
先程の「疑問その4」でも出てきましたが、ソフトバレーのサーブではトスは上げたら基本的に必ず打たなければなりません。
小学生のみ、「上げたトスが身体に当たらなかった場合のみ」サーブを1回だけ打ち直すことができます。
最後に
ソフトバレーのサーブにおける疑問と反則について「JVAソフトバレーボール競技規則 ケースブック」から抜粋して紹介させて頂きました。
サーブについてあまり難しい反則というのは無いと思いますので、紹介してきたルールだけ知っておけば困ることはないと思います。
ソフトバレーは審判については力を入れている団体が少なく、「地域ルール」がどうしても強くなりがちな印象を受けますが、私としてはやはり誰もが平等にソフトバレーを楽しむためにルールは統一すべきだと思っています。
ルールブックは毎年日本バレーボール協会から発行されていて購入はHPから行うことができます。
ルールブックには他にも多くのケースやその回答が載せされていますので、ぜひとも一度は購入して気になる箇所について調べてみてはいかがでしょうか?