本日はソフトバレーのレシーブがうまくなるコツを解説していきたいと思います。
結論「ソフトバレーのレシーブは2種類の方法を身につける!」
「ソフトバレーのレシーブは2種類の方法を身につける!」と言われたときにはどんなレシーブの方法を想像するでしょうか?
それでは2種類のレシーブの方法について紹介、解説していきたいと思います。
1.両手を組んで行うレシーブ
これはソフトバレーをある程度やっている方でしたらすぐに分かるのではないかと思うのですが、これは要は普通の「バレーボール レシーブ」と検索して頂けたら出てくるレシーブですね。
革のバレーボールをやっている方でしたら誰もが身につけている両手を組んで行うレシーブ方法です。
2.両手を組まないで行うレシーブ
2つ目は両手を組まずに手のひらを上に向けて行うレシーブ方法です。
これができることでソフトバレーは初心者にも始めやすいスポーツなのかなと思っています。
ソフトバレーから始めた方はこちらがメインという方も多いんではないでしょうか?
どちらのレシーブにも長所・短所がある
たまに見かけるのが、革のバレーボールからやっていた方は両手を組むレシーブしかできない、ソフトバレーから始めた方は両手を組まないレシーブしかできない、という光景です。
こういった光景を見ると本当にもったいない!と思ってしまいます。
それはなぜかというと、『どちらのレシーブも長所・短所があり、どちらか片方でしか処理しにくい場面がある』ということなんです。
それではその両レシーブの長所・短所についてまとめてみたいと思います。
1.両手を組んで行うレシーブ
長所
- 両手を組んだ時にできる面の位置に常に当てるため、軌道を想像しやすくコントロール精度が高い。
- 腕を前に伸ばし下からすくうように当てるため、自然とレシーブしたボールがトスを上げやすい軌道になる。
- 両手を組んでいるため力が入りやすく、遠くまでボールを飛ばすことができる。
短所
- 両手を組んだ状態が自然ときれいな面になるまで練習が必要。
- 面の位置以外に当てると想定外の方向に飛びやすく、変化の多いボールに対応しにくい。
- 両手を組んでいるため力を逃しにくく、うまく力を逃せるようになるまで練習が必要。
2.両手を組まないで行うレシーブ
長所
- 両手を組まないため不必要な力が入りにくく、面を作るのが比較的かんたんである。
- 当たった時に面になっている箇所が多いので、変化が大きいボールに対応しやすい。
- 両手を組まないため力を逃しやすく、強打レシーブのときでもボールが上がりやすい。
短所
- 当たる面の箇所が広いため同じ場所に当たることが少なく、コントロールの精度が低い。
- 両手が離れているため下からすくうような動きができず、直線的なレシーブになりやすいためトスをあげにくい。
- 力が逃げやすいためボールを遠くへ飛ばすような動きはしにくい。
2つのレシーブは長所と短所が逆の関係になっている
2つのレシーブの長所・短所を見てどうだったでしょうか?
基本的に片方のレシーブ方法の長所がもう片方のレシーブ方法の短所になっており、片方のレシーブ方法の短所がもう片方のレシーブ方法の長所になっているのがなんとなく分かってもらえたのではないかと思います。
つまり、両方のレシーブを使えるようになることでどんな場面にも対応ができるようになるんです。
例えば・・・
- 比較的変化の少ないゆったりしたボールが来たときには味方がトスを上げやすい両手を組むレシーブ方法を使う
- 変化が大きそうなボールや威力を殺しきれなさそうなボールが来た時には両手を組まないレシーブ方法を使う
といった使い方ができます。
レシーブしにくいインナースパイクにも両手を組まないレシーブ法は有効です。
まとめ
いつもやっているレシーブ方法と違うやり方を練習するときは全然うまくいかないですし、それを使い分けるとなるとかなり難しく感じると思いますが、これは練習で絶対にできるようになります。
どちらのレシーブも先に習得したレシーブが皆できるようになっているからです。
苦手な人というのはいますけど「レシーブが全くできない」という人はいないですよね。
私が2種類のレシーブを身につけた時の練習法
私が身につけた時のやり方なんですが、大会が当分ない時とかに全てのプレーをいつも自分がやらないほうのレシーブ方法でやってみるようにしました。
そして両方のレシーブ方法ができるようになったら、あとは余裕がある時に意識して使い分けるようにしていたら、咄嗟の場面でも最適なレシーブ方法が出るようになりました。