- ソフトバレーのホールディングの基準って?
- ファーストタッチでドリブルを取られない基準は?
- ネット上でボールを押しあった場合の判定は?
こういった疑問を持っている方に、リニューアルされた日本ソフトバレーボール連盟のWebサイトで2022年度のルールブック・ケースブックについて発表がありましたので、分かりやすく解説していきたいと思います。
現在販売されている2022年度版のルールブックはこちらです。
こちらは日本文化出版オンラインショップの通信販売にて販売されています。
もし興味がありましたら「ルールブックの購入方法を詳しく紹介」という記事で購入方法の解説をしていますのでよかったらご覧ください。
また2020年、2021年のルール改正については下の記事からご確認ください。
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それでは『ボールへの接触』に関わるルールの疑問について解説していきたいと思います。
目次
3回目に触れたボールが相手コートに返らなかった時の反則
3回目に触れたボールが相手コートに返らずに人に当たってしまった場合ってドリブルとオーバータイムスのどちらで反則を取ればいいの?
3回目にボールに触れた選手が続けて触った場合は『ドリブル』、違う味方の選手が触った場合は『オーバータイムス』になります。
細かいことかもしれませんが、審判をやっていてアタッカーが打ったボールがネットに当たって跳ね返ってまたアタッカーに当たった時に『ドリブル』か『オーバータイムス』のどちらで取ればいいのかいつも迷っていました。
ドリブル(ダブルコンタクト)やオーバータイムスについてはこちら↓の記事で紹介しています。
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ファーストタッチでのドリブルの基準とは?
ラリーの第一回目の打球のときは、一連の動作中にボールが身体の2箇所以上に連続して当たった場合はドリブルの反則にはなりません。
ラリーの1回目のタッチは「ドリブルを取られない」という覚え方をしていましたが、『一連の動作中』というのが条件であるんですね。
一連の動作という事は身体の2ヶ所以上に偶然当たってしまった場合にはドリブルは取られなさそうですね。
どこまでが一連の動作かというのは審判の判断に委ねられそうです。
ネットにボールが当たったらタッチしていい回数は増える?
ソフトバレーって9人制のような、ネットにボールが当たった場合に接触回数が増えるなんてことあるの?
できません。ドリブルの反則となります。ネットにボールが当たっても1人の選手が2度続けてボールに触れる事はできません。
これは9人制のバレーボールにあるルールですが、ソフトバレーではネットに当たっても接触回数は増えないですし、同じ選手が続けて触ることもできません。
ホールディングの基準
ボールが明瞭に打たれず、明らかにボールが身体上で止まるようなプレーがあったときです。
『ホールディング』の基準って明確に示されていないのでどこまでを反則とすればいいのか分かりづらいという思いがありました。
大会とかで傾向を見ていると「トスについては甘めでブロックで吸い込んだボールについては厳しめ」だと思っているんですがいかがでしょうか?
正しい判定方法は「ボールが明瞭に打たれず、明らかにボールが身体上で止まるようなプレーがあったとき」と示されていますのでこれからはこの判定方法で反則を取っていけるようにしたいと思います。
ネット上でボールを押しあったとき
ネット上でお互いの選手がボールを押しあったときって反則になったりするの?
ネット上で完全に押しあう状態でボールが止まればダブルファウル(ノーカウント)として判定されます。
しかし、同時に接触した後、ボールがコート外に落ちた場合は、落ちた側の得点です。
ボールが止まった状態になった場合はダブルファウル(ノーカウント)になるんですね。
その後の「ボールがコート外に落ちた場合は落ちた側の得点」というのは初めて知りました。
ボールがコート外に落ちた場合は落ちた側の得点というのは私も今まで知りませんでした。
管理人の一言
『ドリブル』や『ホールディング』についてのルールは審判をやっていると判定しづらい場面がよくありますが、今回調べてみたことでかなり分かりやすくなったと思います。
ソフトバレーは『地域ルール』や『上手い人が言っていたからルール』がたくさん存在するスポーツですが、正しいルールをみんなに知ってもらって誰もが平等な条件でプレーできるような環境になればいいなと思っています。
他にも『サーブ』や『ブロック』についてのルールの疑問についても解説している記事がありますので良かったらそちらも見てみてくださいね。