ソフトバレーにおけるプレーで最も反則に関わるのって「ブロックの前後」ではないかと思います。
オーバーネット、ドリブル、ホールディングなんかはほとんどブロックに関わる所で発生することが多い反則ですよね。
本日は、そんな反則に関わることの多いブロックにおけるルールの第一番目の項について詳しく紹介、解説していこうと思います。
いま挙げた反則がルールブックにどうやって書かれているかについてはこちらの記事で紹介していますので良かったらご確認ください。
ルールブックに記載されている文章
今回紹介するブロックに関するルールの内容はこちらです。
(1) ブロックとは、選手がネットに接近して相手チームから送られてくるボールをネットの上端より上方で阻止する行為をいう。
出典元:公益財団法人日本バレーボール協会『ソフトバレーボール競技規則』
ブロックの定義をきめているルールですね。
当たり前に見えるかもしれませんがこの文章があるので「ブロック」という行為が成立しています。
文章を細かく分割して解説
そもそもブロックとはどんなプレーですか?
といったときにこのルールがその定義となります。
さらに細かく分けて見ていきます。
ブロックとは、選手がネットに接近して
ブロックとはまず「ネットに接近」している事が必要になります。
この「接近」という行為については厳密にどこまでという事は書いていませんのであくまでも主審の主観ということになるかと思います。
「選手が」の部分はブロックをする選手のことですね、要は『ブロッカー』です。
ネットから離れていたらレシーブと見なされてしまい、そこでワンタッチをとってもブロックではないのでタッチの回数を1回そこで使ってしまうことになります。
「接近」というのは定義があいまいですが、私の経験上ネットから明らかに離れていない限りはブロックと見なされている印象です。
これを利用して、あまりにも強烈な強打スパイクなんかは少しうしろに下がりながらジャンプして受けることによって威力をうまく殺せたりすることもあります。
では次の文章も見ていきましょう。
相手チームから送られてくるボールを
これはどんなボールをブロックしたときに「ブロック」になるかという事を名言した文章ですね。
当たり前と思うかもしれませんが、あくまでもブロックになるのは相手から送られてきたボールだけです。
ただし、ここで注目してほしいのは「送られてくる」ボールという所なんです。
ボールを打っているかどうかという、ボールの威力に関する条件はないんですね。
次の文章も見ていきましょう。
ネットの上端より上方で阻止する行為をいう
どの部分で触ることが「ブロック」になるかという説明ですね。
ただし、このルールには続きがありまして、、、
Q)右手のみでブロックを試みた際、右手はネット上端より高い位置にあったが、ネットより低い位置にある左手にボールが接触した場合はブロックとみなされますか?
A)ブロックとみなします。身体の一部(右手)がネット上端より上方にあるので、左手がネット上端より低い位置でボールに触れていてもブロックとみなされます。
出典元:公益財団法人日本バレーボール協会『ソフトバレーボール競技規則』ケースブックより抜粋
といった追加のルールがあります。
ルールとしては「ネットの上端で」となっていますが、この追加のルールにより「白帯の上に身体のどこかが出ていれば、ボールに触った位置が白帯より下でもブロックとみなされる」という抜け道があるルールになっています。
具体的に言うと、「相手から来たチャンスボールをネット際でトスにしてしまうような場合」はブロックにはなりません。
これもあいまいな定義にはなってしまいますが続きがあります。
Q)ブロックのタイミングが合わず、ブロッカーに触れたボールが味方へのトスのようになった場合の判定はどうなりますか?
A)身体の一部がネット上端より高いか低いかで判断します。
①接触したときのボールの高さに関わらず身体の一部がネット上端より高い位置にない場合はブロックとみなさないため、第1回目の接触としてカウントします。
②身体の一部がネット上端よりじょうほうにあり実際にボールに触れた身体の位置がネット上端より低い位置でもブロックとみなされるため、次のボールへの接触を、第1回目の接触としてカウントします。
出典元:公益財団法人日本バレーボール協会『ソフトバレーボール競技規則』ケースブックより抜粋
おわりに
ブロックのルールの1番目の文章について詳しく調べてみました!
身体の一部がネットより高い位置に出ているかどうか、というのはボール以外の部分も見なければいけないのでなかなか忙しいかと思いますが、大事な部分なのでぜひともしっかりと見てもらいたい所です。
他にもブロックのルールについて詳しく解説していますので良かったらご確認ください。