2021年5月8日付で、日本ソフトバレーボール連盟のHPにてコロナ禍である現在においてのみ限定的に設けるルールの通達がありましたので、今回はそちらの紹介をしていこうと思います。
また、同時に『ソフトバレー大会講習会開催審判ガイドライン』も載せられていましたので、そちらもまた別の記事にて紹介していこうと思います。
今回決められたコロナ禍での競技規則の「特例」とは?
今回設けられたソフトバレーの試合における競技規則の特例は以下の2つです。
1.コートチェンジを行わない
セット間や第3セット中にベンチの十分な消毒等を行うことは難しく、また、コートチェンジの際に選手個々人のタオルや衣類等をひとまとめにし、移動を行うことによる感染リスクを軽減するための措置
2.プロトコールでの試合前後のネットを挟んでの握手を行わない
エンドライン上でのあいさつのみとし、相手チームや審判員との接触による感染リスクを軽減するための措置
日本ソフトバレーボール連盟『コロナ禍におけるソフトバレーボール競技規則の特例について(通知)』より引用
やはり感染リスクを下げるために従来のルールを変更して、試合の進行にも支障があまり出ないようにしつつ、ウィルスの飛散を抑えるというのが目的に設けられた特例のようです。
それではさらに今回設けられたルールについて詳しく見ていきましょう。
1.コートチェンジを行わない
一般の大会が多いソフトバレーではそこまで厳しく決められているのを見たことがありませんが、ソフトバレーでも試合の時に決められた「ゾーン」が存在しています。
詳しくはこちらの「【初心者向け】ソフトバレーとは?どんな競技なの?【基本ルール紹介】」という記事の中で紹介していますが、ソフトバレーはコートの外に2メートルのフリーゾーンがあって、その外にベンチを置いてそこに選手が荷物を置いたり待機する、という事が決められています。
現在のコロナ禍では試合の終了ごとに手を消毒したり、ボールやポール等の道具も消毒することが求められていますが、なかなかセット間ごとに行うというのは手間も時間もかかってしまうので決められた特例ルールなのだとおもいます。
2.プロトコールでの試合前後のネットを挟んでの握手を行わない
試合の開始と終了時におこなっていた握手は行わないということになりました。
こちらは少しずつ開催されるようになった大会ではもうすでに一般的になっていて、大抵はプロトコール時にエンドラインに並んで一礼して試合開始・終了というのが当たり前になってきているように見えます。
まとめ
今回は日本ソフトバレーボール連盟より発表された、コロナ禍におけるルールの「特例」について紹介してきました。
最近行われている大会ですでに握手をしないというのは一般的になっていますが、コート移動しないというルールの方についてはサーブゾーンの広さがコートによって違う会場はたくさんあるのでこのルールはどう受け入れられるのでしょうか?
ですがやはり一番大切なことは「感染を防ぐ」ということですので、競技の勝ち負け以上にまずは感染対策を優先していくのが大事になってくると思います。