ありがたい事に本ブログでもたまにメールを頂くことが出てきてまいりまして、その中で自分でもずっと疑問に思っていたことが解消されましたので紹介したいと思います。
実際にルールブックには選択できないという文章はないため、私もずっと疑問に思っていました。
この度ご質問を頂いたことで色々と調査をして結論が出ましたので、こちらで紹介したいと思います。
結論:コイントス(じゃんけん)でレシーブ権を選択することは”できない”
色々と調べて判明した結論は「レシーブ権を選択することはできない」ということです。
なぜその結論になったのか、ちゃんとした証拠もありますのでそちらも含めて順番に説明します。
ルールブックに記載されているルール
まずは試合前のコイントスについて、ルールブックに記載されている内容を紹介させていただきます。
ちなみに、2021年はコロナ禍によりルールブックが作成されておらず、今は基本的に2020年度のルールブックに則ってプレーする事になるかと思います。
詳細については別記事で紹介していますので、もし良かったらご覧ください。
試合前のコイントスを含むルールについては以下のように定められています。
第3章 試合の準備と進行
7 キャプテンのトス
7.1 公式ウォームアップに先立ち、主審は、両チームのチームキャプテン立会いのもとにトスを行う。トスに勝ったチームキャプテンは、サービス権またはコートのいずれか一つを選ぶ。
7.2 最終(第3)セットが行われる場合、主審はもう一度トスを行う。
出典元:公益財団法人日本バレーボール協会「2020年度版 ソフトバレーボール競技規則」
こちらにサービス権またはコートのいずれか一つを選ぶとは記載されているのですが、レシーブ権についての記載はされていないので、今まで私もハッキリと出来ないとは言えない状態でした。
レシーブ権は選択できないという結論になった証拠
それでは、今回の結論を出すキッカケになった証拠を紹介していきたいと思います。
その証拠となる文章が記載されていたのは「JVAソフトバレーボール競技規則 ケースブック」です。
ケースブックとは「ソフトバレーボール競技規則(ルールブック)」の巻末に付録として掲載されていて、ルールブックに書いてあるルールだけでは説明できないけど試合でよく見られるケースについて、どんな判定をしたらいいかを説明してくれています。
こちらにて以下の質問と回答がありました。
以上のように「サーブをレシーブする権利は選択肢にありません」とケースブックに記載がされていたので、正式なルールとしてレシーブを選択する権利はないということになります。
まとめ
今回は長年の疑問だった問題に質問をくれた方がいたおかげで、自分の中でちゃんと解決をすることができました。
サーブから始めるかどうか、または体育館やチームの特徴によってコートを選んだりということを考えるのは、小さなことですがその小さな積み重ねがギリギリの勝負の明暗を分ける、ということもありますので、ちょっとしたルールでも知っておくことが意外に大事になったりするかもしれません。
それに、今回は自分のブログを見ている人がちゃんといることを実感できたということが何より大きな財産になりました。
また少しずつですが細かいルールも紹介していけたらと思いますので、興味があったらこれからもチェックしていって頂けたら嬉しいです。