遅くなってしまいましたが「2020年度版ソフトバレーボール ルールブック」を購入しましたので、今回は2020年度のルール改正について見ていきたいと思います。
ルール改正は主に「タッチネット」、「ボールアウト」、「インターフェア」について改正が行われたようです。
今回購入した2020年度版のルールブックはこちらです。
こちらは日本文化出版オンラインショップの通信販売にて販売されています。
もし興味がありましたらこちら↓で「ルールブックの購入方法を詳しく紹介」していますのでよかったらご覧ください。
それでは2020年度のルール改正について紹介・解説していきたいと思います。
2020年度のルール改正点
本年度のルール改正点はこちらです。
(1) 第5章 プレー上の動作と反則
22 プレー上の反則
① 22.10 タッチネットの条文に、次の1項目を加えた。
22.10.2 ネットの幅の支柱部分に触れたとき。
② 22.13 ボールアウトの条文に、次の2項目を加えた。
22.13.5 ボールがフリーゾーンを越えたとき。
22.13.6 他の選手や競技内の物体で身体を支えたり、これを利用してボールをプレーしたとき。
③ 22.15 インターフェアの条文に、次の1項目を加えた。
22.15.3 インプレー中に、選手がネット下を通り抜けたとき。
出典元:公益財団法人日本バレーボール協会「2020年度版 ソフトバレーボール競技規則」
ルール改正があったのは大まかに分けて3点のようです。
それでは1つ1つ見ていきましょう。
1.タッチネットの改正点
と言われてもイマイチ意味が分からないかと思います。
「ソフトバレーボールのプレー上の反則」の記事でも紹介しましたが、タッチネットの反則については
選手がインプレー中に支柱に支柱に触れてもタッチネットの反則にはならない
出典元:公益財団法人日本バレーボール協会『2019年度版 ソフトバレーボール競技規則』
というルールがありました。
このルールによって支柱に触った時のネットタッチの判断が明確になりましたので、とてもいい改正だと個人的に思います。
2.ボールアウトの改正点
ボールアウトについては2箇所の改正点があります。
22.13.5 ボールがフリーゾーンを越えたとき
フリーゾーンについては「そもそもソフトバレーってどんなスポーツ?」という記事でも紹介しましたが、こちらの図の様に決められています。
つまりフリーゾーンとは「コート外から2.00m以内までの空間」の事になります。
2020年度のルールではこの「フリーゾーンを越えたらボールアウト」というルールに改正されました。
22.13.6 他の選手や競技場内の物体で身体を支えたり、これを利用してボールをプレーしたとき
こちらのルールですが、私はそもそも今まではこのプレーが認められていた事自体を知りませんでした。
おそらくですが、元々革のバレーボールでは禁止されていたルールがソフトバレーにも適用されたのではないかと思います。
3.インターフェアの改正点
インターフェアとは英語で「妨害する」とは「障害になる」といった意味であり、相手のプレーを妨害するような行為をした場合にとられる反則でした。
2019年度までのインターフェアの反則については、「ソフトバレーのプレー上の反則を紹介」という記事で紹介していますので、良かったら確認してみてください。
というのは、おそらくこちらも安全面を考慮しての改正だと思います。
まとめ
2020年度のソフトバレーのルールの改正点について紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
適用されたら影響の大きいものはボールアウトに関する「ボールがフリーゾーンを越えたとき」という物だと思いますが、実際に採用されるかどうかは微妙な所ではないかと考えています。
実際にこの方が盛り上がりますし、周りの人達が気をつければ「安全」という点もクリア出来ていると思うので採用するかどうかは大会の運営者次第ではないかと個人的に見ています。
その他のルールについては安全面により配慮したルールで、あまり起こりづらい場面のものであるのでそんなにプレー面に影響はないのではないでしょうか。
2021年度のルール改正については以下の記事で紹介しています。
ほかにも今現在のルールについて紹介した記事もありますので、良かったらご覧ください。