こんにちは、ソフバライフ管理人です。
「今日のボール、なんだか柔らかくない?」「先週と打感が違う気がする」——ソフトバレーの練習で、こんな会話をしたことはないでしょうか。ソフトバレーボールはゴム製で空気が自然に抜けていくうえ、空気量のわずかな違いがレシーブやアタックの感覚に直結します。
私は競技歴約20年で、チーム運営や大会運営にも関わってきましたが、「ボールは持っているのに空気入れとゲージがない」というチームは本当に多いです。この記事では、ソフトバレー用の空気入れとサイズゲージの選び方、そして正しい空気量の合わせ方までまとめて解説します。
- ソフトバレーの空気量が「空気圧」ではなく「円周」で管理される理由
- 空気入れの選び方とミカサ・モルテンの定番モデル
- サイズゲージの種類とボールの測り方の手順
- バルブを傷めない空気の入れ方と管理のコツ

ソフトバレーは空気量でプレー感が変わる
まず前提として押さえておきたいのが、ソフトバレーは硬式バレーボール以上に「空気量の影響が大きい競技」だということです。柔らかいゴムボールだからこそ、空気の入り具合がそのまま弾み方・打感・コントロールのしやすさに表れます。
空気の入れすぎ・抜けすぎで起こること
空気を入れすぎたボールは硬く弾みすぎて、レシーブのときに腕で弾きやすくなり、コントロールが乱れます。突き指などのリスクも上がるため、初心者や小学生が混ざる練習では特に注意が必要です。
逆に空気が抜けたボールは、飛ばない・変に手に吸い付く・アタックが失速するといった症状が出ます。「柔らかい方が痛くないから」と抜け気味のまま練習を続けると、大会で規定どおりの空気量のボールを触ったときに感覚が大きくズレてしまいます。
ポイント
普段の練習ボールを大会と同じ空気量に保つことが、いちばん手軽な「大会対策」です。そのために空気入れとサイズゲージが必要になります。
「空気圧」ではなく「円周」で管理する理由
硬式バレーボールやサッカーボールは、圧力計(エアゲージ)で内圧を測って管理するのが一般的です。しかしソフトバレーボールは内圧が非常に低い柔らかいボールなので、一般的な圧力計の目盛りでは正確な管理がしづらいという事情があります。
そのためソフトバレーでは、ボールの「円周」を基準に空気量を管理するのが基本です。メーカーもボール本体に規定の円周を表示しており、「規定の円周以上に空気を入れない」よう案内しています。この円周を確認するための道具が、この記事で紹介するサイズゲージです。
空気量の目安とチェックの頻度
では、具体的にどのくらいの空気量に合わせればよいのか、目安とチェックのタイミングを見ていきます。
規定の円周とボール表記の確認方法
一般的な目安として、ソフトバレーの検定球は円周77〜79cm・重さ200〜220g程度の規格で作られており、ミカサの検定球MSN78シリーズは円周約78cm・重量約210gです(出典:ミカサ公式オンラインショップ)。【要本人確認:円周・重量の規定値は最新のルールブックでの確認をおすすめします】
お使いのボールの正確な規定値は、ボール本体の表記を確認するのが確実です。大会でどのボールが使われるかを含めた検定球の選び方は、ソフトバレーボール公式球おすすめ比較の記事で詳しく解説しています。また、ルール面から正確に確認したい方はルールブック2026の購入ガイドも参考にしてください。
空気チェックはいつやるか
ソフトバレーボールはゴム製のため、使っていなくても空気は少しずつ抜けていきます。また、空気は温度が下がると収縮するため、冬場の体育館では「先週ちょうどよかったボールが今日は柔らかい」ということも起こりがちです。
おすすめは、練習のたびに軽く触って確認し、週1回程度はゲージで円周を測るという習慣です。大会前は必ず前日までにチェックしておくと、当日に慌てずに済みます。
◆管理人のひとこと
長くやっていると、体育館に着いてから「ボールがふにゃふにゃなのに空気入れがない」と困っているチームを何度も見かけます。空気入れとゲージはボールバッグに入れっぱなしにしておくのが一番確実ですよ。
空気入れの選び方と定番モデル
空気入れはどれも同じに見えますが、チームで使うことを考えると選び方に少しコツがあります。ここでは選ぶ基準と、ミカサ・モルテンの定番モデルを紹介します。

チーム備品は「入れやすさ」で選ぶ
個人で1本持つなら携帯性重視でもよいのですが、チーム備品として使うなら携帯性よりも「入れやすさ」と「空気針の扱いやすさ」を重視することをおすすめします。毎回の練習準備で使う道具なので、力が要らず、針をなくしにくいものが結果的に長く使えます。選ぶ基準は次の3つです。
空気入れ選びの3基準
①少ない力で入るか(ダブルアクション・圧力タンクなど)
②空気針を本体に収納できるか(紛失防止)
③ボール用メーカー品か(バルブを傷めにくい)
ミカサ:ハンドポンプAP-HL(ダブルアクション)
ミカサのAP-HLは、押しても引いても空気が入る「ダブルアクション」方式のハンドポンプです。全長約22cmとコンパクトで軽く、ボールバッグに入れておいても邪魔になりません。カラー展開もあり、価格も1,000円前後と手頃です(出典:ミカサ公式オンラインショップ)。【要本人確認:価格は変動するため購入時に販売ページでご確認ください】
ボールと同じミカサ製でそろえられる安心感もあり、初めて買う空気入れとしてまず候補になるモデルです。
モルテン:ペンタゴンポンプHPG
モルテンのペンタゴン(HPG)は、圧力タンクを内蔵しているのが特徴のハンドポンプです。同じサイズの一般的なハンドポンプと比べて約3分の1の力で空気が入るとされており、ホースと空気針を本体に収納できるため、針の紛失も防げます(出典:モルテン公式オンラインショップ)。
直径3.7cm・長さ21cm・重さ約125gと携帯性も十分です。力の弱い方やお子さんが空気を入れる機会が多いチームには、この「軽い力で入る」というポイントが効いてきます。
サイズゲージの選び方と測り方
空気入れとセットでそろえたいのがサイズゲージです。ソフトバレーは円周で空気量を管理する競技なので、ゲージがないと「入れすぎか、ちょうどいいか」を客観的に判断できません。

ミカサとモルテンのサイズゲージ
サイズゲージも、ボールと同じくミカサとモルテンの2社が定番です。
ミカサの「ソフトバレーゲージ(GLDX)」は、円周78cmのボール専用のゲージで、折り曲げられるためかさばらず持ち運びやすいのが特徴です。なお、円周64cmのミニソフトバレーボールには対応していない点には注意してください(出典:ミカサ公式オンラインショップ)。
モルテンの「ソフトバレーボール用サイズゲージ(QA0010)」は、ボールを2方向から測定できるタイプで、ボールの置き台としても使える形状になっています(出典:モルテン公式オンラインショップ)。
| 用途 | メーカー | 型番 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 空気入れ | ミカサ | AP-HL | ダブルアクション・全長約22cmで軽量 |
| 空気入れ | モルテン | HPG(ペンタゴン) | 圧力タンク内蔵・約1/3の力・針を本体収納 |
| サイズゲージ | ミカサ | GLDX | 円周78cm用・折り曲げ式でかさばらない |
| サイズゲージ | モルテン | QA0010 | 2方向測定・ボールの置き台としても使える |
ゲージを使った測り方の手順
ゲージを使った空気量の合わせ方は、次の手順が失敗しにくいです。
空気量の合わせ方
①まず規定よりやや多めに空気を入れる
②ゲージにボールを当てて円周を確認する
③空気針を軽く刺して少しずつ空気を抜きながら、規定の円周に合わせる
足りない状態から少しずつ足すより、やや多めに入れてから抜いて合わせる方が微調整しやすいです。また、ボールは使っているうちに形が偏ることもあるので、1方向だけでなく向きを変えて2方向ほど測ると、より正確に確認できます。
◆管理人のひとこと
審判や大会運営に関わる立場から言うと、試合で使うボールの空気量はゲージで確認されるのが基本です。普段からゲージで合わせたボールで練習しているチームは、大会当日も「いつもどおりのボール」でプレーできますよ。
バルブを傷めない空気の入れ方
空気入れとゲージがそろったら、最後に大事なのが空気の入れ方そのものです。ソフトバレーボールはゴム製のバルブに空気針を刺して空気を入れますが、この針の扱いを間違えるとバルブを傷めて空気漏れの原因になります。

ポイントは次の3つです。
1つ目は、空気針を濡らしてから刺すこと。水や専用の潤滑剤で針を湿らせてから刺すと、バルブのゴムへの負担が減ります。乾いたまま無理に刺すのはバルブを傷める典型的なパターンです。
2つ目は、バルブに対してまっすぐ刺すこと。斜めに刺すと針が曲がったり、バルブの内側を傷つけたりします。抜くときも同様に、ゆっくりまっすぐ抜きます。
3つ目は、入れすぎないこと。ボール本体に記載された規定の円周を超えて空気を入れると、ボールの変形や破損につながります。ゲージで確認しながら入れる習慣をつけてください。
注意
空気針はボール用の針を使ってください。自転車用などの規格が違う針や、精度の低い針を無理に使うと、バルブを傷めてボール自体が使えなくなることがあります。
よくある質問
自転車用の空気入れでも代用できますか?
ボール用の空気針を取り付けられるタイプであれば空気を入れること自体は可能です。ただし勢いよく入りすぎて調整しづらいことが多いため、1,000円前後で買えるボール用ハンドポンプを1本用意しておく方が確実です。
電動の空気入れは必要ですか?
ソフトバレーは1個あたりに入れる空気の量が少ないため、手動のハンドポンプで十分です。大会運営などで大量のボールを一度に準備する立場の方であれば、電動ポンプも選択肢になります。
サイズゲージがないときはどうやって測ればいいですか?
メジャーをボールの一番太いところに巻いて円周を測る方法もあります。ただし1人だと正確に測りにくく手間もかかるので、頻繁に確認するチーム備品としては専用ゲージをおすすめします。
ボールの空気はどのくらいの頻度で抜けますか?
ゴム製のため、使わなくても少しずつ自然に抜けていきます。保管環境や気温によっても変わるので、練習のたびに軽く確認し、週1回程度はゲージで測るのが目安です。
100円ショップの空気入れでも大丈夫ですか?
短期間の利用なら使えることもありますが、空気針の精度や耐久性には差があります。バルブを傷めるとボールごと買い替えになるため、長く使うならミカサ・モルテンなどボールメーカーの製品をおすすめします。
まとめ:空気入れとゲージはセットでそろえる
ソフトバレーは空気量でプレー感が大きく変わる競技であり、その空気量は空気圧ではなく円周で管理します。だからこそ、空気入れだけでなくサイズゲージまでをワンセットとして用意しておくことが大切です。
チーム備品として選ぶなら、携帯性よりも「少ない力で入れやすいか」「円周を測りやすいか」を重視してください。ミカサのAP-HLとGLDX、モルテンのHPGとQA0010は、いずれも定番として安心して選べる組み合わせです。ボール本体の選び方は公式球おすすめ比較の記事とあわせて、練習でも大会でも「いつもどおりのボール」でプレーできる環境を整えていきましょう。



